2017年08月10日

☆ 29夏 ウミガメ放流会 ☆

 今年も海から預かったアカウミガメの卵から子ガメが誕生しました。
 8月10日の夕方に前之浜にて“西野小ウミガメ放流会”を実施しました。
 今回は,39匹の子ガメを海に還しました。
 子どもたちは,1匹ずつ手のひらに乗せて,子ガメに話しかけながら
大切に大切に放流していました。
 また,大きくなって故郷の海に戻ってきてほしいですね。

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【元気なアカウミガメの赤ちゃん♪】

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【みんなでお見送り中】

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【ウミガメに話しかけていますね〜】



posted by 南種子町立西野小学校 at 14:27| Comment(1) | 日記
この記事へのコメント
始めました。河崎と申します。
お知りにならないかと思いますので、失礼ながら駄文を投稿させていただいます。

ウミガメの放流会は日本各地で保護事業として行われおりますが、
科学的には逆効果、ウミガメの生存率を著しく下げると言われています。

理由は
@人工孵化そのものが自然下における孵化よりも孵化率が著しく低下する
Aウミガメは本来巣穴から脱出した時から「フレンジー」と呼ばれる特殊な興奮状態になり、それが丸一日継続します。それは天敵が多く寄せる波の抵抗が大きい沿岸部をすばやく切り抜けるための生理現象なのですが、放流会のように孵化から放流会までの時間経過の間にフレンジーが終わってしまい、動きの鈍くなったウミガメは天敵に捕食されるリスクが上がり、さらに寄せる波に勝てなくなり本来の目的地である外洋にたどり着けなくなってしまいます。現に各地の放流会翌日以降には砂浜に打ち上げられたウミガメの子や、湾内を漂う集団が目撃されることが多いのです。
B本来脱出は天敵に見つかりにくい夜間に行われますが、多くの放流会はイベント行事として朝や昼間、夕方に行われます。そのため沿岸部で海鳥や中型〜大型魚類(主にスズキやハタ、サメのような魚がウミガメを捕食すると考えられます)に襲われる危険性が高まります。

鹿児島テレビのニュースを参照すると孵化は今月8日とのこと。
10日に放流を行ったということは孵化から丸一日経過していることになります。
このような不適切な方法だとフレンジーが既に半ば終了しており、更に夕方の魚が活発化する時間帯の放流は、ウミガメの生存率をむしろ下げただけの可能性が高いです。

こういった専門知識はまだまだウミガメ保護に関わる方でも知らない(勉強していない)事が多く、また知っていたとしても地域活性化、助成金、地域活動化の自尊心等のために続行されているのが現状です。
水族館などで主に行われている放流会は1年ほど飼育して大きくなったウミガメを放流するヘッドスタートと呼ばれる手法ですが、元の砂浜に帰るための位置情報を得るタイミングを人間の介入に寄って逃している等の可能性があり、現状まだまだ効果があるといったエビデンスは集まっていません。(メキシコで大々的に行われましたが効果は瑣末なものでした)

ウミガメはまだまだ謎の多いいきもので、どのように保護すればいいか、人が介入する確実な方法は分かっていません。確実なことは、砂浜をきれいにすること。町の光害を遮る防光林等を設置すること。砂浜の侵食の原因となっている河川の土砂採取や、むしろ侵食を助長する防砂堤の設置をやめること等の環境保全が挙げられますので今後の活動の参考になさって頂ければと思います。

詳細は日本のウミガメ研究者達が主催するNPO「日本ウミガメ協議会」のホームページ
http://www.umigame.org/J1/umigame_hogo_houryuukai.html

もしくは亀崎直樹著の『ウミガメの自然誌: 産卵と回遊の生物学』をお読み下さい。

また、環境省発行の「ウミガメ保護ハンドブック」でも放流会は「脅威」の一つに挙げられております。
環境省:ウミガメ保護ハンドブック→http://www.env.go.jp/nature/kisho/guideline/SeaTurtle_Handbook.pdf
Posted by 河崎 at 2017年08月17日 14:45
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